ダ・ヴィンチ・コード (中巻)                   (上巻)  

        角川文庫 「ダ・ヴィンチ・コード(中)」 ダン・ブラウン著 越前敏弥訳 552円 の概要
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■ダ・ヴィンチ・コード(中)  :         
(38)タクシーに無線連絡が入った・・・ タクシー運転手が2人が逃走者であることに気づいたので、ソフィーは銃口を運転手の頭につきつけ、車を停めさせた ・運転手がラングドンに変わってスタートした 
(39)シラスは尼僧を殺した・・・・・・・・・ シラスはキーストーンのありかを知る4人を殺し、今度はサン・シェルピス教会の尼僧にまで手をかけ殺した ・ 割ったタイル、死体の傷は残っている ・ アリンガローサ司教を危険にさらしてしまった  
(40)ソフィーの運転に変わった・・・・・・ ランドンは正十字の鍵を見て、シオン修道会の影響力の大きな文書に思いを巡らせた ・ ダヴィンチはその聖杯のありかを知っていた ・ それで多くの聖杯マニア達がダヴィンチの作品を研究している ・ 「聖杯はイギリスにあるはず」、アクソー通り24番地はスイスのチューリッヒ保管銀行であった    
(41)アリンガローサは図書室に・・・・ ヴァチカンの国務長官が迎えた ・ 電信では送れないブリーフケースにヴァチカンの債権で支払った         
(42)その鍵で銀行の奥に入れたが・・ ソフィーとラングドンはその鍵で銀行の奥の部屋に入れたが、係員がその2人が手配中のものであることをテレビで知って、通報してしまった ・ ファーシュとコレは銀行へと動いた       
(43)ヴェルネ銀行支店長との問答・・・ ヴェルネチューリッヒ保管銀行パリ支店長は死亡したソニエールの友人であった ・ 孫娘ソフィーの話を聞き警察からかくまった ・ 鍵の暗証番号が分からなかったが、殺人現場の写真にあった  
(44)金庫のものを取出した・・・・・・・・ 写真の数列を使わず、その数列がフィボナッチ数列であるので、ソフィーは昔よく使ったフィボナッチス数列の方を暗証番号に入れたら金庫が開いた ・ 金庫から出てきたものには液体が入っていた     
(45)ヴェルネは銀行トラックで逃がした ヴェルネ支店長は運転手に変装し、銀行のトラック(装甲車)の荷台に2人を乗せて逃走した ・ どこまで逃がしたらよいかはまだ考えてはいない       
(46)シラスは失敗したと悟った・・・・・・ 導師に「失敗した」と電話したら、導師から「秘密はジャックソニエールが死の直前に誰かに伝えた」と返答が返って来た   
(47)トラックの荷台での2人の会話・・ 秘密の文書の箱にまつわる会話あれこれ ・ パスワードが分からないと開けない ・ パスワードで開かないとその文書は読めなくなる ・ ラングドンはその中身がわかった気がすると述べた       
(48)ヴェルネの運転で林の中へ・・・・ キーストーンとは暗号で記された地図のこと ・ それが示しているのは聖杯の隠し場所だとラングドン ・ ダヴィンチはかって修道会の総長 ・ キーストーンについてのことをラングドンはソフィーに伝えた ・ 車はとまりヴェルネは拳銃をもって2人のいる荷台の扉を開いた 
(49)ヴェルネ降ろされトラックは去った ヴェルネは、友人ソニエールの箱を渡すことができないと、その小箱を2人から奪い取ろうとしたが ・ 失敗して、逆に車を奪われ2人に逃走されてしまう      
(50)アリンガローサは車でローマへ・・ 導師からの連絡がないので不安でならない           
(51)ティービングのところへと向かう・・ 装甲車はバンパーが外れ、片目運転の状態 ・ ラングドンはヴェルサイユにいるティービングのところへ行こうと運転し向かう ・ ティービング(イギリスの宗教史学者)はその小箱・クリプテックスの鍵を開けてくれるかもしれないので
(52)ティービング邸宅に・・・・・・・・・・・ ヴェルサイユの大豪邸ティービング邸に到着した ・ 夜遅く、ティービングは寝ていたが、聖杯についてと話をして、起きてもらい、門を開けてもらった              
(53)ヴェルネは携帯で銀行へ連絡・・ 車が2人に盗まれたことを連絡 ・ 装甲車の位置を逆無線探知機で確認させた ・ 銀行の周りは警察が包囲している        
(54)ティービングは話し出した・・・・・ ティービングは2人を応接に通し、聖杯について話し出した          
(55)ティービングは聖書を語った・・・・ 異教徒ローマ皇帝であったコンスタンティヌスが開催のニケーア公会議でイエスを神とすることに決定したと ・ コンスタンティヌスは新しい聖書を編纂し、古い福音書を焼却させたこと ・ ソフィーは聖書の理解は少ないが、ダヴィンチについては聞かされたと述べると、ティービングは少々安堵した ・ 聖杯は「最後の晩餐」の壁画が答えてくれると語った     
(56)聖杯とは女神の象徴と話を受ける 聖杯は女性女神の象徴であると ・ 女性の命を生み出す能力は男性支配の教会にとって脅威だったので、女性は邪悪とみなされるようになった ・ 創世記イヴはアダムの肋骨から作られたことになっている ・ 執事のルガリュデはテレビを見ていて手配中の2人であることを知った  
(57)コレ警部補にヴェルサイユへと・・ チューリッヒ保管銀行のはりめぐらされた検問の傍らでコレ警部補は銀行側と交渉 ・ 銀行側からヴェルサイユにいると告げる ・ シラスもこの場所をみつけピストルを片手に、真夜中に明かりのともる家へと近寄った
(58)最後の晩餐に女性とMの字の話 その絵のイエスの横にいるのは女性、マグダラのマリア、娼婦ではない妻だとティービング ・ マグダラのマリアは王族の出身、マグダラのマリアが聖杯だと ・ その秘密はサングリアル文書(サングリアル:聖なる杯・王家の血)にイエスが血脈を残していると話す   
(59)アリンガローサへ司法警察から・・ フランス司法警察からアリンガローサ司教へ「いろいろと話したいことがある」と電話が入る        
(60)話は続いたが知らせが入る・・・・・ この血脈が世に知れ渡ると教会は存続できなかったので隠蔽を行ったと ・ マグダラのマリアは禁句なので杯・聖杯・薔薇などの変名で表されるようになった ・ シオン修道会はマグダラのマリアを女神として崇拝している ・ シオン修道会の会員はサングリアル文書とマグダラのマリアの墓、それとキリストの血脈を守り通していると ・ 話は続いていたが・・
(61)ラングドンは近代版について・・・ マグダラのマリアとイエスの近代版について話をした ・ ダヴィンチのほか、モーツァルト、ビクトルユーゴの作品にあるいはディズニーのシンデレラ・眠れる森の美女・白雪姫もその流れだと説明 ・ ティービングが戻ってきて冷たく尋ねた   
(62)シラスは拳銃片手に部屋に入る ティービング、ラングドン、ソフィーの3人が話し合う ・ シオン修道会の頂点に立つ総長・3人の参事を殺したのは誰かについて ・ シラスはこの家にキーストーンはあると信じ、部屋に忍び込んだ     
(63)コレ警部補は邸宅の外で待機・・ コレ警部補はファーシュへ連絡 ・ ファーシュから20分先に現場に着くのでそれまで行動を起こさないようにと指示を受ける ・ 邸宅内に黒のアウディと銀行の装甲車のあるのを発見 ・ いろいろと思いを巡らせる  
(64)シラスが拳銃を持って部屋へ・・・ ティービングは10年以上探し続けたキーストーンが転がり込んできた ・ 喜んでいたそのとき、拳銃を持った亡霊が現れ、闇となった      
(65)ティービングがシラスを捕らえた・・ シラスはティービングから箱を取り上げようと発砲したが、ティービングはよろめくふりをして自分の杖でシラスの怪我をしている脚を突きシラスを倒し縛り上げた ・ 拳銃の音を聞いてコレ警部補はファーシュを待たず動き出した      
(66)コレが来たとき誰もいなかった・・・ コレが屋敷内に飛び込み各部屋を探したが、どの部屋も抜けの空であった ・ 車のキーがひとつなくなっていた ・ みなは来るまで逃走したのであろうか    
(67)執事レミーの運転で逃走・・・・・・ ライトもつけず、林の中を車で逃走 ・ ティービング、ラングドン、ソフィー、それに縛られたシラスの4人を乗せて ・ 疑問の答えを知るためにアメリカへ携帯電話をかけるとラングドンは言い出した   
(68)ル・ブールジェ飛行場に着いた・ ニューヨークの編集者ジョナスフォークマンへの電話で、ラングドンの本の推薦文を書いてもらうため、ラングドンに許可無く、ソニエールにラングドンの文を送っていたことが分かった ・ 車はVIP専用の飛行場(ル・ブールジェ)に着いた      
(69)飛行機は4人を乗せて飛び立った キーストーンを奪われまいと4人が今夜死んだ ・ オプス・デイはそれを手にする寸前まで迫った ・ ソフィーは託されたのだよとティービングがソフィーに話す ・ そして聖杯がわたしを選んだとソフィー  
(70)ファーシュに連絡が入った・・・・・・ チューリッヒ保管銀行のヴェルネ支店長から銀行の名前をマスコミに話さない条件で、盗品がったと ・ また短縮ダイヤルからファーシュに飛行場いたことも分かった
(71)飛行機はイギリスへ・・・・・・・・・・ 機内でラングドンは箱の蓋の裏側の薔薇の象嵌を外し、下にある文字を読んだ ・ その文字は英語を鏡で反転させた書き方の文字になっていた ・ ソフィーがその書き方を見破った ・ ダヴィンチも鏡像筆記をしていた       
(72)ティービングは客人後部座席へ・ 英語の詩が書かれていた ・ その中に“アトバシュが汝の真実を明かす”と書かれていた ・ 史上最古の換字式暗号のひとつであることが分かった ・ 思考に疲れてティービングは客人のいる後部座席へ移動した
(73)ファーシュが飛行場に指示・・・・・ ファーシュがル・ブールジェ飛行場にきて管制官にがなり立てた ・ ケント州にあるビギン・ヒル空港に向かったのであろうと聞き出すと、ケント州の地方警察に協力を要請しろ、飛行機を1機チャーターしろと命じた ・ わたしの到着まで誰も飛行機から降ろすなと指示     
(74)秘密結社の聖なる儀式・・・・・・・ 現代宗教では性欲は悪魔としているが、10指にあまる秘密結社では性なる儀式が行われているとラングドン ・ ソフィーも駈って祖父ソニエールが大勢の中央で女性から受けていたのを見たことがあると話をした       
(75)アリンガローサもロンドンへ・・・・・ モナコの上空を飛行する機内で、アリンガローサはファーシュから信じがたい事情を聞いた ・ 即座にパイロットに依頼して(ダイヤモンド交換で)、飛行機を北の方角へ向かわせた 
       
               次回は、「ダヴィンチの絵画」 について特集します。   
               「ダ・ビンチコード」の下巻は ご購読でお願いを申し上げます。