サッカーは分かると面白い (出版芸術社 湯浅健二著 「サッカーQ&A」より) |
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■選手の動きにより役割名が変わる : |
ゴールキーパー(GK)・・・・・・・・・・・・ |
ゴールキーパーは他の選手とユニフォームの色が違っており、手なども使って最後の砦として活躍する ・ キーパーが攻撃に加わるといったチームもないではなく、許されている |
ディフェンダー(DF)・・・・・・・・・・・・・ |
サイドバック:(外側・サイド側のディフェンスをする)
ウィングバック:(サイドバックの選手が攻撃に参加する)
リベロ:(攻撃に積極的に参加するディフェンダー)
フルバック:(サイドバックの選手が守備に専念する)
スウィーパー:(味方のディフェンダーのカバー役)
センターバック:(ゴール前の守備を受け持つ)
ストッパー:(相手のフォワードのマークに専念するセンターバック) |
ミッドフィルダー(MF)・・・・・・・・・・・・
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セカンドストライカー:(1.5列目とも呼ばれ、得点に繋がるプレーをする)
ファンタジスタ:(パス・ドリブル・シュートなんでも才能のある選手)
オフェンシブハーフ:(攻撃に積極的に参加するMFのこと)
ディフェンシブハーフ:(守備的な役割をしているMFのこと)
ボランチ:(ボールを奪った地点から効果的な展開に切り替えを行える選手のこと) |
フォワード(FW)・・・・・・・・・・・・・・・・ |
フォワードは点取り屋なので、ストライカーとかゴールゲッターとも言います
ワントップ・ツートップ・スリートップがある:(最近はスリートップは少ない)
ポストプレイヤー(ボールをキープし後から上がってくる選手を待つプレーヤー)
(フォワードの戦術として、ポストプレーヤーの働きをすることがあります) |
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■ルールとレフェリー : |
ファウルをとったり、とらなかったり・・・・ |
ファウルをとられないファウル:
ショルダーチャージ(ボールに追いつくときだけ肩をぶつけることは許されている)
アドバンテージ(足をかけられ倒されたが、味方の選手にパスが渡り攻撃続行している場合)
ボールキープの選手がボールを奪い取られてから、タックルで転んだ場合はノーファウル
(倒れたとき、両者が同時にボールを蹴っているればセーフ・倒れた選手がであればアウト) |
レフェリーの目を欺く マリーシア・・・・ |
日本の選手はマリーシア(ポルトガル語でズルサの意味)が足りないと言われる
コーナーキックの際、受ける選手の背中に相手守備選手が手をかけること屡あるが見逃される
自然な動きの中で、相手の目の付近に手を掛けて、目をくらますなど、細かなところでされている |
レフェリージャッジも面白い・・ |
レフェリーも人間、時々ミスジャッジをするが、クレームで変えることはない ・ 両チームに公平になるように取り繕っている ・ レフェリーの気持ちの揺れをみるのもひとつの楽しみ方である |
オフサイドが緩和され面白くなった・・・ |
昔はボールより前に3人敵方選手がいなければパスができなかったが、これが2人に、そして味方の選手がボールに関与しなければ、敵方ゴール側にいてもよいことにルールが緩和されてきた ・ 敵方にいてボールをとらなければオフサイドにならないので、待ち伏せ用員として前にいちできるようになり、作戦も多様化した ・ 観客も点数が入るので楽しめるようになった |
オフサイドトラップ作戦・・・・・・ |
ディフェンダーが相手ゴール側に上がると、攻撃側は前に出難くなる ・ これによりボールを奪うチャンスをつかむ ・ またオフサイドトラップという作戦があり、パスを受けそうな攻撃側のプレーヤーをオフサイドになるように、守備側のプレーヤーが前に移動してしまうかけ引きをすることもあり、作戦多彩で面白い |
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■攻撃の作戦あれこれ : |
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スペースをつくる・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
ドリブル・パスなどをしていると相手ディフェンスはそのボールの方へ移動する ・ 移動によってスペースができるので、そこへ味方のプレーヤーが駆け込む ・ フリーのスペースで活動ができ、攻撃の起点になる ・ うまい選手にフリーでボールが渡るとよいが、マークされているので難しくもある |
フリーボールのときが面白い・ |
そこから作戦・攻撃が展開される ・ だれが駆け込んでパスを受けスペースをつくり、そこへだれが駆け込んでパスを受けシュートをするかなど、面白い観戦のチャンスが生まれる |
無駄走りでスペースができる・ |
無駄な動きでも動くことが大切、動きによってスペースができる ・ うまい選手は前後に動いたり、カーブを描いて動くなど自分でスペースを作ることもする ・ マークされているプレーヤーの後にはスペースができやすく、他のプレーヤーが走りこむチャンスが生まれる |
ドリブルもスペースをつくる・・・ |
ドリブルには3種類がある ・ 攻めのドリブル・展開のドリブル・待ちのドリブル ・ 展開のドリブルではドリブルをしていると相手選手が集まってくる、するとどこかにスペースができ味方の選手が待ち受けることができる ・ 全速力で直線的なドリブルのときにスペースが生まれる |
攻撃の陣形をつくる
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くさびパスから2列目飛出し・・ |
ロングパスを受けるときには後ろ向きになって受けるのでそのボールは後ろに転がる それを別の選手がカバーする、これをくさびパスという ・ このくさびパスを受けた2番目の選手が次にフォワードの次の列にいる2列目の選手に、パスをつなぐ ・ 2列目の選手は前進しながらパスを受けシュートをする ・ 1つの陣形パターンである |
サイドから速い球で攻撃・・・・ |
中央からの攻撃よりもサイドからの攻撃の方が8割と成功確率は高い ・ ライナー性の速い球で勝負する ・ フォワードはポストの左右どちらを狙うか(NearPostかFarPostか)を、キーパーの方とかけ引きしている |
アーリークロス・・・・・・・・・・・・ |
ベッカムが上手な戦法で、斜め前方に向けて、カーブを掛けながら、センターへボールを放り込む ・ カーブが掛かっているので、前方選手はボールが後ろからくるよりも受けやすくなる |
ディフェンダーへ速い球を・・・ |
ディフェンダーめがけ速い球を打つと、ディフェンダーは構えてしまい足が止まってしまいます ・ その隙にディフェンダーの手前へ他の味方が走りこみボールをとるとの戦法もあります |
セットプレーが大チャンス・・・ |
セットプレーはみなでサインを送りあい計画的に行える攻撃のチャンス
パターン1:キックのタイミングに合わせて、味方がゴールにおとりで走りこむ
パターン2:ディフェンダーめがけ速い球をだし、その鼻先でかっさらう |
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■守備の作戦あれこれ : |
攻撃の読みからボールを奪い取る・・・ |
パスの流れを読んでボールを奪い取る ・ ディフェンスは計画的に動く |
コースを切る・・・・・・・・・・・・・ |
相手にパスやドリブルをさせるようスペースを開けておいて、パスやドリブルが来たときにボールを奪い取る ・ パスを開けておき取るのは中田が、ドリブルを開けておき奪い取るのは稲本がうまい |
フラットスリーフォーメーション |
以前は、マンツーマンがディフェンスの基本でしたが、攻撃側が選手を交代するとそれに対応できなくなった ・ それでディフェンダーの守備エリアを決めるフラットフォーメーションがとられるようになった ・ 相手が勝負してきたとき(ブレークポイント)にマンツーマンに切り替えるやり方 |
スリーバックとフォーバック・・・・・・・・・ |
バックは多いほどよいとは限らない ・ 多いと守備を譲り合ったり、干満になることがある |
スリーバック・・・・・・・・・・・・・ |
中央ゴールの前にスイーパーひとり、少々上がって左右にストッパー2人が配置される ・ スイーパーがストッパーのカバーをする |
フォーバック・・・・・・・・・・・・・ |
スイーパー(リベロ)をのぞく3人のディフェンダーがマンマークをして守備をする |
フラットスリー・フラットフォー・・ |
スイーパーをおかず、フラットに3人、または4人が並ぶ |
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■試合の流れと時間帯 : |
ゲームの流れ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
試合開始直後に点を取りリードすると、プレーが緩慢になり後で逆転負けをすることがある ・ 攻めに攻めているようでも、バックが手薄になるとカウンター攻撃を受けることになる ・ 後半にチームの力を集中させるチームがよくある |
危険な時間帯・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
試合開始後4〜5分は、いい加減なプレイ、マークも確り出来ていなかったりして得点になりやすい ・ ハーフタイム終了間際も頑張りで入りやすい |
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サッカー四方山話 (文芸社 衛藤甲子郎著 「この奇なるもの異なるもの」 より) |
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■プレーヤーとルール : |
他のスポーツと比較して・・・・・・・・・・ |
チームプレーも大切であるが、走ること中心の個人技プレーのスポーツである ・ ルールも比較的ルーズでマリーシアがあるように反則に対しても緩い ・ ラグビーなどでは反則するとペナルティーキックで即相手方の得点になってしまう ・ とのことでどこの国でも行える国際的なスポーツである |
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■サポータ : |
サッカーは明治初期に渡来・・・・・・・ |
明治初期文明開化のときに、野球とともに渡来したサッカーであるが、その人気は野球に及はない ・ 何故か、ひとつはアメリカとの関係で野球が奨励されたこと、野球のプレーはわかりよく(スコアブックなどに書きとどめられる・頭に残る)・サッカーはその点難しい などが原因しているのでなかろうか |
ここにきてメジャーなスポーツに |
日本でのワールドカップを機に、サッカーの人気が高まった ・ サッカー協会が熱心な観客にサポータとの称号名をつけてあおったのが大きく作用している ・ 観客動員数も15000人〜20000人入るように人気高まったが、まだその殆どが30代までの若いひとである |
サポータのユニホーム・・・・・・・・・・・ |
閉塞感の強い現代社会での若者がコスプレ調のユニホームで日ごろの鬱憤を解消しようとの気持ちの現われか ・ 中高年ほかこれまでより多くの客層をと進めるには、このユニホーム姿の観客の服装はマイナスにならないか心配である |
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■変わって欲しい慣行 : |
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PK戦には疑問がある・・・・・・・・・・・・ |
90分で決着がつかないとき、サドンデス(最初にどちらかがVゴールすると終了)方式で延長戦が行われる ・ これでの決着がつかなければ(ついない場合が多い)、PK戦を行っている ・ このPK戦はサッカーがチームプレーのスポーツであるのに、個人プレーそれも個人に責任をお席背するこのPK戦決着にはいささか疑問が残る ・ 延長戦サドンデスで、オフサイドを緩めたりの決着方式に変更できないであろうか |
レッドカードとイエローカード・・・・・・ |
レッドカードを貰うと退場、次のゲームにも全く出場できない ・ イエローカード2枚(または3枚)でも同様、次のゲームに出場できない ・ この慣行あるため、試合が終わってもプレーヤーは爽快さが感じられないのは不幸である |
サッカークラブチームを母体に・・・・・ |
日本のサッカーチームは従来からの慣行上企業が母体であるところが多い ・ 川渕初代チェアマンは「ヨーロッパのクラブチーム」を理想としている ・ オーストラリアのクラブチームをみると、クラブは家族単位の社交に仲間同士の連帯・融和に役立てられている ・ 地域の振興発展には理想とされるが、日本で経済的に成り立つところまで成長するかどうか ・ 日本は米国同様、移動が多く地域に密着するクラブができるかどうか疑問であるが、理想を掲げた以上は向かってほしい |
百年構想(クラブハウス)・・・・・・ |
1:スポーツが生活の生活の一部となるスポーツ文化を確立する
2:みる・するスポーツを通じて、地域の人々との交流を深める
3:地域の人々が参加できるサッカー教室を開いたり、地域のスポーツをサポートする
4:スポーツを通じて人間性やボランティア精神を育み、世代を超えて輪を広げる
5:障害を持つ人も一緒に楽しめる、スポーツのシステムをつくる |
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W杯ネット動画ほかリンク集 |
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■W杯ネット動画 : (朝日新聞6月10日より) |
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サッカーのノウハウリンク集・・・・・・・・ |
サッカーのルール ・ サッカーの超入門(FIFA) ・ サッカー用語解説 ・ サッカーのスペースを作る動きの研究 ・ サッカーの裏技テクニック ・ 日本モルテン社製造のサッカーボール |
サッカーのおはなしリンク集・・・・・・・ |
ワールドカップサッカー大会・サッカーの楽しみ方 ・ サッカーの歴史(世界・日本・W杯) ・ サポータのコスチューム |