金利上昇と暮らしの変化 |
|
|
■金利の種類 : |
|
長期金利・上昇の局面へ・・・・・・・・・・ |
インフレ予想から長期金利が上昇の局面にあるが、銀行の預金金利が上がった訳ではない。 生活にどのような影響があるのか、金利とは何か、どのように決まるのか、などについて以下、女性ファイナンシャルプラナーの解説。 |
金利とはそもそも何んなのか・・・・・・・ |
金利とは「お金の使用料」 ・ 好景気になると設備投資や消費が活発になり、お金が動く ・ お金が沢山使われ、その「使用料:金利」を高くしてもみなが欲しがります |
金利には様々な種類がある・・・・・・・・ |
短期金利:期間が1年以内のもの 長期金利:期間が1年を超えるもの
|
短期金利・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
短期金利は日本銀行がコントロールし易く、最近も低い水準に据え置かれたまま |
長期金利・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
長期金利は景気など経済実態を反映して動き易い ・ 長期金利の代表格は新発の十年物国債の利回り |
固定型金利・・・・・・・・・・・・・・ |
借金や運用の際、金利が変わらない固定型 :
低金利の時代が終り上昇に向かいそうなときの原則は 「借金は長期固定型」 |
変動型金利・・・・・・・・・・・・・・ |
金利が経済情勢により上下するのが変動型 :
低金利時代終わりの同上局面での原則は 「運用は変動金利型で、固定型であれば短期の商品を」とのことです |
■借金について考えてみよう : 住宅ローンの例で、以下説明 |
長期固定型でのローン・・・・・・・・・・・・ |
既に長期固定型で借りている人は、今後金利が上がっても影響がない |
長期変動型でのローン・・・・・・・・・・・・ |
変動型でのローンの例: 2000万円を25年返済の変動型で借りている場合、 現在変動ローンの金利は約2.375%ですが、3年目から2%上昇して4.375%になったとしたら、総返済額は3152万円と、金利上昇前に比べて約500万円も返済額が増えてしまう ・ ですが4.375%は過去の過去の金利からみると高すぎるという水準ではない (図1
参照) |
固定金利型に変更した方が?・・・ |
そこは難しいところ : 変動型の水準は、原則的には企業向けの貸し出し金利の指標である短期プライムレート(短プラ)に1%上乗せして決まります ・ その短プラは、日銀の金融政策に影響され、当面急上昇する懸念は小さそう ・ 経済実態を反映して動く長期金利と必ずしも連動する訳ではない |
固定型の方が高い・・・・・・・・・ |
一般的には固定型の方が、変動型より高いので、しばらく短期金利が上がらないと確信できるなら、変動型のままにしておくのも選択肢のひとつ |
心配な人は固定型に・・・・・・・・ |
上記はいえるものの、ただ「長期的にみて、金利は上昇局面に入った」(みずほ証券チーフインストラテジスト談)と見る専門家が増えているのも事実 ・ 金利は上がるときは急な場合が多いので、金利が上がりそうなら、借金の原則である長期固定型に切替えるのもよい |
|
( 図 1 ) |
( 図 2 ) |
. |
|
|
|
■運用について考えてみよう : 利息期待の運用は、借金とは逆の考え方になる |
運用は高利回りを狙う・・・・・・・・・・・・ |
低金利で長期間お金を固定してしまうのはもったいない ・ 短期か・長期変動型の運用商品を選ぶべきでしょう |
変動型を選ぶ・・・・・・・・・・・・・・・・ |
変動型の運用対象として代表的なものは、個人向け国債である ・ 金利は十年物国債に連動させ、半年後とに見直される仕組み ・ 金利が上昇すればそのメリットを受けられる |
複利で運用するよう心掛ける・・・・ |
どんな時期でも運用は複利で ・ 毎月1万円づつ積み立て複利で運用すると、30年後には元本360万円に対し、金利1%でも420万円(プラス60万円)、金利5%であれば830万円(プラス470万円)となる |
外貨建て商品には為替リスク・・・・・・ |
図2に、100万円を10年間複利運用したときの収益の比較をグラフにして示している ・ 日本の国債と定期預金 ・ 外貨建て国債・MMF・預金などの比較で、H16/4時点の金利での仮定値 ・ 税金考慮なしでの概算値 |
分配型投資信託・・・・・・・・・・・・・・・・ |
この投資信託は、高利回りで最近人気が高いが、毎月分配金を貰ってしまうので、複利運用のメリットを捨ててしまう勿体無い投資法である |
■リンク集 : (その1) |
|
ローンと金利の関連 |
各種ローンの比較サイト 日本の金融政策 利息制限法・出資法 金融政策ほか・日銀サイト マクロ経済の見通し(H16/2・ForeignPressCenter) |
|
|
|
|
外貨建MMF選びのツボ・注意点 (日本経済新聞社 バンコク: 長尾久嗣) |
|
|
■外貨建て商品が何故今人気高なの? : |
円高の今がチャンス・・・・・・・・・・・・・ |
円相場が1ドル110円を突破した3月以降、外貨MMF(マネー・マーケットファンド)の売れ行きが好調 ・ 以下好調の状況と注意点について |
外貨MFFとは・何故人気・・・・・・・・・ |
海外公社債などへ投資し、運用益を分配する投資信託 ・ 証券会社や銀行などで購入する ・ 運用次第で利回りが変わり、元本割れもある ・ 預金より運用リスクが高い分、利回りは高い |
定期より利回りが高い・・・・・・・・・ |
一般的な米ドル定期が年利0.5%に対し米ドルMFFの年換算利回りは0.5%程度ある |
税制面などでも利点が多い・・・・・ |
MMF、預金ともに、利息部分に20%の税率が掛かるのは同じ ・ ただ為替差益に関しては外貨MFFは非課税(外貨預金が雑所得とされる場合もある) |
解約もできる・・・・・・・・・・・・・・・・ |
外貨定期預金は原則途中解約が出来ないが、外貨MFFは翌日から解約ができる |
商品自体のリスクの軽減・・・・・・・ |
国内ものMFF(エンロン問題があった)と外貨建MFFは別物 ・ 外貨建MFFは安全性を高めるために、
「投資する債権の長期格付けをシングルA以上、満期(償還)までの平均残存期間を90日以内」などの制限をしている |
■外貨建MFF運用のノウハウ : (運用の仕方で年0.3%もの差がでる) |
期間が長めの商品ほど高利回り・・・ |
安全性を重視して高い格付けで、短期の商品を選ぶと利回りは低く、逆に期間が長めの商品に投資すれば高くなる ・ 購入時には、米ムーディーズ・インベスターズ・サービスなどが公表している格付けを参考にしたい ムーディーズ格付け記号について ムーディーズ・ジャパン Moodys/US |
為替の動きと運用成績の関係・・・・・ |
100万円を1年間・米ドル建てで運用したとしてみる ・ 円からドルに換える為替手数料(片道)を1ドル当たり50銭と仮定すると(手数料合計5300円)、1年後に10円安に振れた際、利益は94700円となる ・ 手数料もインターネット証券では20銭前後と安い |
■為替変動に注意 : |
|
為替の見通しは自己責任・・・・・・・・ |
円安にならないと利益がないわけで、円高になれば逆に損をする |
為替変動の幅にも注意・・・・・・・・・・・ |
為替は乱高下しやすい ・ 2000年以降の円に高値と安値を比べると、米ドルは38%変動・豪ドルが53%・英ポンドが41%・ニュージーランドドルが82%変動した ・ 為替次第で利益が得られなくなるので注意しよう |
■リンク集 : (その2) |
|
外貨建MFFの関連・・・・・・・・・・・・・ |
外貨投資の基礎を学ぶ/iFinance はじめての外貨投資 高橋君の投信生活 外貨投資商品/各社 |
為替の関連・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
外貨おすすめリンク集/新生銀行 外為「取引き研究室 外為オンライン取引き(一例) |
|
|
|
|
銀行の利用者評価に変化 (日本経済新聞による銀行満足度調査の結果) |
|
|
■銀行別 評価ポイント : |
|
新生銀行が総合で首位・・・・・・・・・・ |
評価のポイントは、「手数料が割安」 ・ 同行はATMで現金を引出す際、他行やコンビニのATMを利用した場合を含め手数料が実質的ゼロで、振り込み手数料も掛からない |
住友信託銀行は行員対応高評・・・・ |
各店に財務コンサルタントを配置して、相続・資産運用・不動産売買などの相談に応じており ・ 高評で2位 |
東京三菱銀行は経営安定性評価・・ |
四大銀行のなかで最も不良債権処理が進んでおり、健全イメージが定着している ・ 商品サービスの充実度、低金利の住宅ローンなど好評 |
■評価項目別ランキング : |
メーンバンクに期待する機能を聞いたところ、「経営の安定性」・「円滑な業務」・「金利優遇」までは前年同様であるが、「ATMなどの手数料優遇」が増えた |
金融商品・サービスの充実満足度・・ |
@シティバンク A三菱信託銀行 B東京三菱銀行 C住友信託銀行 D新生銀行 |
経営安全度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
@東京三菱銀行 A三菱信託銀行 B三井住友銀行 C横浜銀行 D新生銀行 |
円預金利用度・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
@三井住友銀行 Aみずほ銀行 BUFJ銀行 C東京三菱銀行 Dりそな銀行 |
外貨預金利用度・・・・・・・・・・・・・・・・ |
@シティバンク A東京三菱銀行 B三井住友銀行 CUFJ銀行 Dソニー銀行 |
投資信託利用度・・・・・・・・・・・・・・・・ |
@三井住友銀行 A三菱信託銀行 BUFJ銀行 Cみずほ銀行 D中央三井信託銀行 |
■銀行の比較関連リンク集 : |
比較.COM(銀行) ネットバンキング クレジットカード比較 ローンリンク集 |