バレンタインのトレンドとお勧めのチョコ ・ 「電縁の社会」(後編) (東京新聞2/6 ・ 日経新聞1/24) (日経新聞 1/9〜13) バレンタインのトレンド IT により生活・社会に変化 (後編) 自分向け・ペット用チョコが増加 個人の行動が読み取られている・・・・スーパーで、パソコンで 家族でも楽しむなどで需要増加 期待大きい自動車自動走行技術・・・ 完成したが、官の動きが遅い チョコレートいろいろ 従来の遅走者が先頭ランナーに・・・・農家・水産業者・中小企業で今 人気チョコレートのランキング 医療・学校の先生 双方向通信・・・・・信頼に、相談に、授業に活用 専門家の選ぶ10商品 犯罪・テロに接続されている・・・・・・・・日本のセキュリティは脆弱 バレンタイイン関連のリンクサイト 特集記事のバックナンバー: バレンタインのトレンド ■女性から男性にチョコレート??? : 自分とペットにとの女性増加・・・・2月初旬になると、デパートなどの売場は様変わり、バレンタイン商品が 多くならぶ。 バレンタインデーは女性から男性にチョコレートを贈る日 であるが、最近は自分やペットに買う女性が増えている。 百貨店側も 趣向をこらした商品を揃え、“マイチョコ”を選ぶ女性客取込を狙う。 自分用チョコレートは8割・・・・・・ プランタン銀座の調査によれば、自分用のチョコレートを購入すると答えた 人が8割を越えた。 平均予算も自分用は3207円、男性向け3081円 よりも高かった。 この時期だけの商品も多く、特に海外高級チョコに 人気があるという。 家族で楽しむも増えている・・・・・西武百貨店によれば、バレンタインチョコの売上げは伸びており、今年も前年 の1割増、担当者によると「義理チョコ」需要に加え、自分や家族と食べる ために買う人が増えていると予想する。 ■チョコレート いろいろ : 初登場のチョコ・・・・・・・・・・・・・・高島屋に、スペイン「オリオール・バゲラ」・「ヴァンデンダー」が日本初登場。 愛犬向けのペット用菓子が、チョコレートそっくりに作ってある。 予約制。 和風ブームでのチョコ・・・・・・・・・西武百貨店では、人気の「和風ブーム」に着目し、日本茶などの素材のチョコ。 「京はやし」・「日本茶トリュフ」・「ジャスミン・花茶」などなど。 ■人気チョコレートのランキング : (日経 ) チョコレート専門店・・・・・・・・・・・国内外の有名なショコラティエ(チョコレート職人)が次々と専門店を開いている。 下表は、菓子研究家・愛好家10人が選んだランキング。
■バレンタイン関連のリンクサイト : チョコレート・・・・・・・・・・・・・・・・・ ゴディバ゙ ・ 海外お土産チョコレート ・ チョコレートのできるまで バレンタインデーについて(歴史ほか) ・ 義理チョコづくり ・ 明治 ・ 手作り 「義理チョコ」・・・・・・・・・・・・・・・・「義理チョコ」はどこまで配る ・ 義理チョコ反対 ・ 義理チョコ経済学 IT により生活・社会に変化 (後編) ■個人の行動が読み取られている : スーパーの売上げ倍増に・・・・・・甲府市のスーパー:オギノのコーヒー売上げが突如3倍になった。 その秘密は、同社の35万人ポイントカード。 その会員顧客の 購買履歴データから、購買の多い上位8000人を選び出し、 「期間中に買えばポイントが更に増えます」とのはがきを「コーヒー 好きの顧客にピンポイントで送った。 同じ手法をマヨネーズでも 使ったところ、売上げが5割近く増えたとのこと。 こどもの躾まで (香港)・・・・・・・ 680万人の人口を上回る1000万枚以上の電子マネーカードが流通する 香港で、オクトパスカード社発行のマネーカードは、地下鉄・スーパーの他 オフィスビルやマンションの入退室管理に使用されている。 郊外の小学校では、登下校管理から、行動まで把握、買物をし過ぎると 警告メールが出るなどして、躾にも一役かっている。 個人情報保護法・・・・・・・・・・・・・来年の4月から完全施行される。 しかし急速な技術革新は予想もしない 形で読み取られ、知らぬうちに消費者があやつられる恐れもある。 スパイウェア・・・・・・・・・・・・・・・・ インターネットの無料ソフトなどにスパイの仕掛けを忍び込ませ、サイトの閲覧 履歴を収集、その情報をもとに閲覧者が好みそうな広告を表示させる。 多くは利用者の合意をとった形にしているが、問題ありのスパイウェアソフト 30種ほどあるという。 セキュリティのSymantec社では問題ソフト発見の 機能を 昨年10月ウィルス対策ソフトに盛り込んだ。 将来ICタグにも危険ひそむ・・・・・・ICタグが普及すれば、個人プライバシーが簡単に覗かれようとの声がある。 「あの人のバッグに入っているのはA社の化粧品だな。うちの製品に切替え るよう説得してみよう」 などなど 技術の節度が求められる。 ■デジタル利益・官が食いつぶし : 期待大きい自動車自動走行・・・・車の周囲との距離測って、自動でブレーキ、ハンドル操作する技術は開発済み。 道路が変わっていない今は、宝の持ち腐れ状態。 誘導電波で何台もの トラックを自動走行させれば、事故は減り、渋滞も緩和する。交通インフラのIT化 は少なくとも年間1兆円強の経済効果が生まれるという。 官の壁に阻まれている・・・・・・・・ 自動操縦を想定していない道路交通法など、複数の省庁にまたがる作業は 至難の技。 また予算にもなかなか理解が得られない。 民間恩恵を公的部門が吸収・・・・実質国内生産にしめるIT分野の割合は15.5%で増加してきたが、公的部門に 広がらない。 各企業徹底した効率化しており、純現金収支は、設備投資を 差し引いて20兆円に迫る。 この民間のデジタル利益が消費などに回れば 経済成長を高めるが、大半が借金返済などで金融の世界に入ってしまう。 振興企業への融資といったリスク含みの資金運用を怖がる金融機関は、 おカネの多くを国債購入を通じて回してしまっている。 ■従来の遅走者が先頭ランナーに : ジャガイモ農家・・・・・・・・・・・・・・ 北海道ジャガイモ(カルビーの畑)の栽培に、簡易気象台の装置11台を設置。 観測データを、帯広市の馬鈴薯研究所経由でオランダの情報処理会社へ転送。 そちらのデーコム社で即時解析し、1時間以内に水や農薬の散布を指示する。 豊富な栽培データをもつオランダならではの智恵で、契約農家を支える。 ミカン農家・・・・・・・・・・・・・・・・・・1日2回携帯電のえメールで、進捗具合や肥料投与状況を連絡記録集計。 発注の 流通大手企業イオンが決めている独自の品質管理基準を守るためだ。 内閣府によると、日本の農業生産はこの10年の50%減産している。 しかし IT総動員で品質管理を徹底すれば、輸入農産物への抵抗力は増すとしている。 水産業でも・・・・・・・・・・・・・・・・・愛媛県水産試験場では昨年4月、天気予報ならぬ“漁業予報”を始めた。 通信衛星 からのデータで、その日の漁の予報をホームページで公開している。 海上でも エリア内であれば、携帯電話で閲覧出来る。 ブランドの魚をITで・・・・・・・・・・・豊後水道で「関サバ」「関アジ」のブランド魚を生んだ。 宮崎のカンパチは、普通の カンパチより25%も高い。 宮崎から東京に届くまで、温度の推移をICチップに 記録、温度管理の履歴を分かるようにして鮮度を裏付け 中小企業もIT化で大忙し・・・・・・ネットで注文を受取り、即日制作納入で多忙。 設計CADの3次元のソフトも10〜15 万円で、中小企業も手に入れられるようになり、多数活用されている。 ■医療・学校の先生も双方向通信で対応 : 治療方法をネットで無料相談・・・南雲クリニック(品川)は、ボランティア20数人の医師で構成するNPO・キャンサーネット ジャパン(CNJ)のまとめをしている。 CNJには年間2000件近い相談が 寄せられる。 内容は主治医以外の医師に、治療方法への意見を求める 「セカンドオピニオン」が大半。 メンバーの専門医師が無料でメール返信している。 予定されていた乳房全摘出を、乳房を残す術式に切り替わった例もある。 カルテも開示:医師意識変化・・・文京区「おおたき循環器内科クリニック」では、カルテから検査データ全てををデジタル化。 患者の処方を打込むとその費用が画面に表示される。 コスト意識が芽生えた。 患者データやカルテをCDにして、患者へ渡している。 医師の意識を変えている。 学校でのいじめに IT一役・・・・・・豊島区では不登校の児童や生徒をネットで支援する試みが昨年10月に始まった。 これまでに中学生10人の自宅にパソコンを設置、自習できるようにした。 区の教育センターの指導員がメールで質問に答える。 電子の繋がりが堅い こころの殻を開くきっかけを作る。 大学の遠隔授業・・・・・・・・・・・・・ケンブリッジ大のエカート教授が大阪大学から英国の教室向けに物理学の 講義を始めた。 また、大阪大学は今年4月に社会人向けに、大阪の中心街に 遠隔授業のセンターを開設する。 ■犯罪・テロとも簡単に接続 : 日1兆円を越す電子商取引・・・・・これだけでなく、世界で今や人物金のあらゆる流れをネットの情報が支える。 その繋がりが途絶えると、その衝撃は石油ショックの比ではない。 安全性向上 へ次世代技術「IPv6」の動きもあるが、インターネットの構造が変わらない限り、 リスクは消えない。 アルカイダなどからの戦闘用のウィルスの出現予想される。 日本のセキュリティ対策脆弱・・・・セキュリティ対策要員数を国別でみると、日本77人、 英国・韓国300人以上、 米国数千人。 昨年度の235億円の関連予算は米政府の1/10以下。 ウィルスの防止と被害の修復に昨年は13兆円以上世界で掛かった。 インターネットは企業や個人に不可欠な公共財となった。 電縁の時代が現実の 現在、利用者の立場にたったルールづくりの議論を始めるときがきている。 |